英語で卒論を書く場合、気を付けること。

学生のうちに知っておきたい英語論文の書き方について
目次
・はじめに
・論文作成に必要なもの
・論文作成に役立つもの
①論文データベース
②文字校正ツール
③文字数カウント
④DEEPL翻訳
・論文の構成
①序論
②本論
③結論
④謝辞や引用文献
・論文作成の注意点
・論文提出の方法と締め切りについて

・はじめに
 学生の皆さん、論文の書き方は大学で習いましたか?新入生のオリエンテーションや必修講座で論文の書き方を習ったことだと思います。ここでは論文執筆中にうっかり失念しがちなポイントを解説します。

・論文作成に必要なもの
 少ない文字数の論文であれば、普段からスマホを使い慣れている学生ならPCよりスマホで作成するほうが簡単かもしれません。PCとスマホどちらで論文を執筆するかは、執筆する本人が使いやすいほうで構いません。ですが、論文は引用文献や参考図書を引用して執筆します。引用したサイトのURLは論文の引用文献の欄に書く必要があります。都度メモしておかないと、引用したサイトを再度探す必要が出てきます。そのため執筆画面と引用画面を同時に開くことのできるPCのほうが論文執筆に向いていると思われます。執筆中に文章校正ツールや文字カウントツールを使いたいならPCで作業するほうが向いていると思います。
・論文作成に役立つもの
①論文データベース
 国立文書博物館のサイトや論文データベースなどからほかの研究者の論文を閲覧することができます。執筆している分野の論文を読むと論文執筆のヒントとなります。引用する際は後述する引用の際の注意点に留意する必要があります。サイト利用は料金がかかりますが、大学が使用料を払っていて学生は無料でつらんできることもあるので、利用する前に大学に確認をとるといいでしょう。
②文字校正サイト
インターネットの文字校正サイト(https://so-zou.jp/web-app/text/proofreading/)(https://emotion-ai.userlocal.jp/)や、文字校正ソフトを使うと、日本語の文法を訂正したり、誤変換をチェックしてくれます。文法がおかしかったり、誤字脱字がある論文のまま提出してするのは教授や読者に失礼に当たるので提出前に確認するといいでしょう。
③文字数カウント
PCで執筆する際はワードソフトの文字数カウントウィンドウを常に画面の右下に表示しておくと、全体の項目にどれだけ文字数を割り振ればいいかの目安になります。だらだらと長い序文を書くことを防ぐことができます。
④DEEPL翻訳
参考文献が外国語のサイトだったり、外国の方に英文メールで質問を送らなければいけない時に、DEEPL翻訳(https://www.deepl.com/ja/translator)をつかえば作業時間を短縮してくれます。翻訳語、おかしな文章になっていないか、文法チェックと誤字脱字チェックは自分でする必要があるので注意が必要です。

・論文の構成
論文を執筆する際は、序文と本論と結論、そして引用文献の項目が必要です
 ①序論
序文の書き方は、本文執筆をするきっかけになった動機や問題提起、本文の背景から書き始めます。
②本論
本論は論文の主題となるテーマや実験結果について記載します。序論と結論に比べて本論の文字数が一番多いのが理想です。
③結論
結論は序文と本論のこれまでの内容を踏まえて、まとめとなるような内容にします。次回の実験へ向けた目標や、期待した結果が得られなかったが次回はどう改善したいかなどを記載します。
④謝辞や引用文献
 ご指導いただいた教授など論文執筆の手助けをしてくれた人の謝辞項目をのせてもいいでしょう。さいごに引用文献の著者名、出版年度、出版社名、参考にしたサイトのURLを記載します。

・論文作成の注意点について
 論文作成で一番やってはいけないことは、ほかの著者の論文やインターネットのサイトからのコピー&ペーストなど無ほかの人の文章を無断で引用することです。一部引用する場合は引用元の記載と引用した旨を記載する必要があります。
また、文章を引用する際も、引用した文章だとわかるように鍵かっこなどでくくってから、原文を改変せずにそのまま記載する必要があります。
・論文提出の方法と締め切りについて
 論文が完成したら提出前にもういちど自分で読んでみて意味が伝わる内藤になっているか。おかしな文法になっていないか、誤字脱字はないか、数値や単位は間違っていないか確認する必要があります。文章校正ツールを使ってダブルチェックするのもいいでしょう。
 論文提出締め切りは日数に余裕をもって早めに提出するようにしましょう。万が一提出ファイルの形式が違っていたり、急に提出場所が変更になったりする可能性があるからです。期日を過ぎて提出したり提出放棄するのが一番悪いパターンです。提出締め切りに間に合いそうにあいときは早めに教授に相談して、提出期限を延ばしてもらえるか確認するといいでしょう。間に合わないからと言ってあきらめるのはもったいないです。