卒論の例、例文など。書き方について解説します。

「卒論の例、例文などの書き方等は一般的に決まっている」

 基本的に卒論の例やら例文。書き方等は一般的に決まっております。したがって、決まっている例や例文、書き方に沿って自分が与えられている研究内容や課題・題材について書いていけばいいのです。

 卒論というのは中々面白いものであり、ただ単に機械的に冷淡に書いていけばいいというものでもないようです。内容をある程度捉えていて、何を伝えたいかのか?伝えて何をどうしたいのか?等という気持ちが卒論を見て評価する先生方に響かないと中々評価をされないようです。

 では卒論の書き方について見ていきましょう。

 ・どのようなことをこの卒論で述べるのかを明らかにする

 先ず卒論を書く際に、読み手に対してどのような内容の卒論なのか?そして、何を伝えたいのか?という事を最初に伝えることが非常に大切になってきます。所謂、説明ですね。

 例えばですが、「太平洋戦争に関する研究」をしたいのであれば、どのような時代背景だったのか?日本はどうして太平洋戦争を開戦せざる得ない状況下だったのか?連合艦隊司令長官(最高司令官)は誰なのか?主戦力となる兵器は何なのか?戦艦「大和」は本当に必要だったのか?等です。

 挙げるとキリがありませんので、自分は「これは絶対に伝えるべき」と判断したものに対して解説をするように心がけてみてください。

 
 ・卒論で伝えたい核心にふれてみる

 次にやるべきこととしては、卒論で伝えたい核心にふれてみることです。やはり自分が卒論で取り上げる研究内容や課題・題材についてはネットで情報を得たり、本を読んだり、映画等を鑑賞してある程度は情報は収集していると思います。

 そこで自分が卒論で取り上げる内容について一番近いと思われることに対してふれてみてください。

 それを問題として取り上げるのです。

 
 ・問題として取り上げ、自分なりの意見を書いてみる

 次にやることとしては、自分が映画や本、ネットで得た情報について「これは疑わしい」「おかしいぞ?」と思う事が絶対にあるはずです。

 それを問題として取り上げるのです。問題として取り上げてみて、自分の中で感じている疑問や意見を書き出してみてください。

 書き出してみてから自分が実際にその時代にいたら何をしているのか?どういう風な決断をくだしたのか?日本の舵取りは間違っていたのか?等を問題として取り上げみてください。(太平洋戦争に関する研究という事を例としています。)


 ・卒論で取り上げる研究・題材・課題に対する動機と目的を明確にしてみる

 次に自分が卒論で取り上げる研究内容や題材・課題に対する自分の関心と動機についてふれてみてください。そして、その関心と動機を元にして調べあげることで今後、どのような事にプラスに作用するのか?果てはマイナスに作用するのか?

 そして、どうして自分が卒論で「太平洋戦争に関する研究」(あくまでも例です。)についてチョイスのしたのか?という事を卒論内で書き出していってください。

 基本的に自分が非常に興味のある内容を書き出していけば読み手には気持ちは伝わりますし、自分にとって役立つ・自分の考えにとってはプラスに作用すると思う。でも、このような考え方をするとマイナスにも作用してしまうという事を、自分なりの言葉で書いていみてください。

 変な風に気取らないで書いてみてくださいね。

 
 ・自分のリサーチ方法を書いてみる

 上記のように順序だてが済んだら、自分が疑問に思った問題や興味のあること(研究内容や議題や課題について)に対して、どのような方法で自分はリサーチをしていくのか?という事を書いてください。

 例えばですが、「太平洋戦争に関する研究」(あくまでも例です。)についてリサーチをするのでしたら、実際に太平洋戦争に出征をしたことのある元軍人(陸軍・海軍問わず)にインタビューをしてみるという方法。

 それが叶わないのならば、映画を観て事実と照らし合わせてみるという方法。本を何冊か読んでみるという方法もありますね。そして、ネットを活用して情報収取をしてリサーチをするという方法もあります。

 以上のように卒論や例文というものは、書き方はテンプレートのように一般的に決まっているものです。この順序を参考にして、研究内容やら題材・課題に対して書いていってください。

 あなたオリジナルの卒論を完成させましょう!

 最後にですが、短文になりますが例文を書きます。


例文:「太平洋戦争に関する研究」

 本日は太平洋戦争に関する研究について卒論を書きます。なぜ日本は太平洋戦争を開戦するに至ったのか?この時の連合艦隊司令長官は誰だったのか?という事について書きます。

 この時の日本は米・英等のABCD包囲網により石油や鉄・ゴム等の資源を断たれてしまっている状況でした。日本海軍の艦艇が動ける石油は1年半の備蓄しかなく、開戦によって南方資源地帯を確保する必要がありました。

 それに伴い、連合艦隊司令長官は山本五十六(大将)が戦艦「長門」に乗艦しており、ハワイ攻撃の準備を進めておりました。

 この時の主戦力となるのが南雲機動部隊という空母を中心とした機動部隊です。

 この南雲機動部隊という部隊の問題点は、南雲機動部隊の司令長官である南雲忠一(中将)は空母は専門外という事でした。よってこちらが望む「戦果」を挙げることができるのか?という事です。

 これは仮説ですが、司令長官を空母専門の小沢治三郎(中将)にこの機動部隊を任せておけば、ハワイ攻撃の結果は非常に違うものになったと自分は思っております。

 したがって、南雲機動部隊のハワイ攻撃の実際の戦果と仮説ですが、小沢機動部隊として出撃した時のハワイ攻撃の戦果。

 そして、どのような事に役立つのか?という事は、今後社会に出た際に「人事」や「専門性」というのがいかに重要な事なのかという事を解説できれば幸いです。

 リサーチ方法としては、様々な書籍や映画、ネット検索を活用していくと良いでしょう。



 以上が例文となりますが、これは非常にざっくりした例文です。参考にしてみてください。