卒論、材料と方法ってどう書けばいい?

卒論の「材料と方法」の書き方:具体例付きで解説!
卒業論文(卒論)を書く際、「材料と方法(Materials and Methods)」の書き方に悩む人は多いです。
「何を、どう書けばいいの?」
「どこまで詳しく書くべき?」

「材料と方法」は、研究の再現性を保証するための重要なセクションです。
他の人が同じ実験・調査をしても同じ結果が得られるように、具体的に書く必要があります。

今回は、「材料と方法」の書き方の基本ルールと、分野別の具体例を紹介します!

1. 「材料と方法」とは?書く目的を理解しよう!
🔹「材料と方法」の役割
研究の再現性を確保する
→ 他の研究者が同じ方法で研究を再現できるようにする。
研究の信頼性を示す
→ 使用したデータや手法の妥当性を証明する。
結果との一貫性を持たせる
→ 研究の流れを明確にし、結論の説得力を高める。
つまり、「材料と方法」は、卒論の「レシピ」のようなものです!
「誰が読んでも再現できるか?」を意識して書くことが大切です。

2. 「材料と方法」の基本構成
一般的に、以下のような構成で書かれます。

📌 基本の構成
材料(使用したもの)
実験装置、試薬、データ、ソフトウェア、アンケート用紙など
方法(実験・調査の手順)
どのようにデータを収集・分析したか
手順を時系列で説明
📌 ポイント
✅ できるだけ客観的に書く(「私は〜した」ではなく「〜を行った」)
✅ 詳細に書きすぎない(重要な部分だけ簡潔に)
✅ 他の研究者が読んでも理解できるように

3. 分野別「材料と方法」の書き方
🔹(1)実験系(理系・工学系)の場合
実験系の「材料と方法」では、使用した試薬・装置・条件・手順を具体的に書く必要があります。

📌 例:化学の卒論(酸化還元反応の実験)

📌 材料(Materials)
試薬:硝酸銀(AgNO₃)、硫酸銅(CuSO₄)
溶媒:蒸留水
実験装置:電気天秤、ビーカー(100mL)、ホットプレート
📌 方法(Methods)
硝酸銀水溶液(0.1M)を100mL調製した。
硫酸銅(II)水溶液(0.1M)を100mL調製した。
2つの溶液を1:1の割合で混合し、室温(25℃)で30分間静置した。
生じた沈殿をろ過し、乾燥させ、質量を測定した。
📌 ポイント
✅ 実験条件(濃度、温度、時間など)は明確に記載する
✅ 一般的な装置(ビーカー、ピペットなど)は簡潔に
✅ 化学反応式や計算式がある場合は適宜記載する

🔹(2)データ解析系(情報系・統計学)の場合
データ解析を行う場合は、使用したデータと解析手法を明確に書く必要があります。

📌 例:機械学習を用いたデータ分析(Pythonを使用)

📌 材料(データ・ソフトウェア)
データセット:Kaggleの「Titanic」データ(乗客情報)
プログラム言語:Python 3.9
使用ライブラリ:pandas, numpy, scikit-learn
📌 方法(データ前処理・分析)
Kaggleから「Titanic」データセット(train.csv)をダウンロードした。
pandasライブラリを用いてデータの欠損値を確認し、平均値補完を行った。
ランダムフォレスト(RandomForestClassifier, n_estimators=100)を使用し、生存率の予測モデルを構築した。
交差検証(5-fold CV)により精度を評価した。
📌 ポイント
✅ データセットの入手元を明記する
✅ 使用したライブラリやアルゴリズムを具体的に書く
✅ 分析の手順を時系列順に書く

🔹(3)社会調査系(アンケート・インタビュー)の場合
アンケート調査やインタビューを行った場合は、対象者の選定基準や質問内容を明記することが大切です。

📌 例:消費者の購買行動に関するアンケート調査

📌 材料(対象者・調査方法)
対象者:日本国内の20代〜40代の男女(計300名)
調査方法:Googleフォームを用いたオンラインアンケート
調査期間:2025年1月1日〜1月10日
📌 方法(アンケートの流れ)
クラウドワークスを利用し、全国の20代〜40代の男女300名を募集した。
Googleフォームで作成したアンケートを配布し、無記名で回答を得た。
質問項目は以下の3つのカテゴリーに分けた。
購買頻度(週に何回買い物をするか)
ブランド選好(どのブランドを選ぶか)
価格感度(価格が変わると購買行動が変わるか)
収集したデータをSPSSを用いて分析した。
📌 ポイント
✅ 調査対象の属性(年齢層、性別など)を明記する
✅ アンケートの配布方法を具体的に書く
✅ データ分析ツール(Excel, SPSS, Rなど)を明記する

4. 「材料と方法」を書く際の注意点
📌 注意点まとめ ✅ 時系列順に書く(実験や調査の流れが分かりやすくなる)
✅ 再現可能なレベルで書く(誰が読んでも再現できるか)
✅ 不必要な細かい情報は省略する(例:一般的な手法の詳細は不要)
✅ 受動態で簡潔に書く(「私は」ではなく「〜が行われた」)

まとめ:「材料と方法」は「レシピ」を意識して書く!
「材料と方法」は、研究を誰でも再現できるようにするための重要なセクションです。
「この通りにやれば、同じ結果が出るか?」を意識して書くと、分かりやすくなります。

自分の分野に合った書き方を参考に、明確で再現性の高い「材料と方法」を書きましょう!