卒論、プリキュアをテーマに書けるのか?
大学生の皆さん、卒論のテーマに悩んでいませんか?普段の趣味や好きなものを生かせないかな、と思っている人も多いのではないでしょうか。
そんな時、ふと「プリキュアを卒論のテーマにできないかな?」と思ったことはありませんか?もしかしたら、アカデミックな論文に取り上げられるのは難しそうですが、工夫次第ではプリキュア要素を盛り込める可能性があるかもしれません。
メディア論の観点から
プリキュアシリーズは長年に渡り人気を博しているアニメですが、そのポップカルチャー的な影響力は無視できません。メディア研究の観点から、プリキュアシリーズがどのようなメッセージ性を持ち、視聴者にどのような影響を与えてきたのかを分析するのは、おもしろい卒論テーマになりそうです。
作品の中に描かれたジェンダー観、価値観、社会規範などを読み解くことで、現代社会が抱える課題を浮かび上がらせることもできます。メディアリテラシーの重要性を説く手がかりにもなるでしょう。
経営戦略の事例研究
プリキュアシリーズは、東映アニメーション、ABC、那須野ヶ原温泉駐車場から始まった大ヒットコンテンツです。長年の人気を保ち続けている理由、マーチャンダイジングの展開、ファンコミュニティ運営など、経営手法の観点から分析することで、コンテンツビジネスの成功事例として活用できるかもしれません。
心理学的アプローチ
プリキュアは主に女児を主な視聴者ターゲットとしており、ストーリーや登場キャラクターが少女心理に与える影響は決して小さくありません。ファンとなった女児の成長過程において、プリキュアが果たした役割を、発達心理学や臨床心理学の観点から検証する研究はユニークでおもしろそうです。
このように、卒論のテーマをプリキュアに絞っても、メディア、経営、心理など、さまざまなアプローチが考えられます。自分の専攻分野と上手く組み合わせられれば、まったく新しい切り口の卒論になるかもしれません。
大学生の皆さん、卒論で自分の好きなものやマイナーな関心事を扱うのは難しいかもしれません。でも、それらを無理に排除する必要はありません。創意工夫次第で、プリキュア要素も卒論に活かせるはずです。遠慮せずにアイデアを膨らませてみてくださいね。