卒論、グーグルフォームを使ってデータって集めて良い?

卒論でGoogleフォームを使ってデータを集めるのは、特に調査やアンケートを行う場合、非常に便利な方法です。Googleフォームは使いやすく、データの収集・整理が効率的に行えるため、広く利用されています。ただし、いくつかの注意点がありますので、それを考慮して利用しましょう。

1. プライバシーと個人情報の取り扱い
Googleフォームを使用してデータを収集する際には、プライバシーの保護と個人情報の取り扱いに十分に注意を払いましょう。収集するデータが個人情報を含む場合、どのようにその情報を取り扱うかについて明示する必要があります。

プライバシーポリシーを作成する(必要に応じて)。収集するデータの目的や保管期間、第三者への提供有無などを説明します。
同意の取得: データを収集する前に、参加者から明確な同意を得る必要があります。例えば、フォームの最初に「この調査に参加することで、以下の条件に同意したものとみなされます」といった形で同意を得ます。
2. 研究倫理の遵守
研究を行う上で、倫理的な問題に配慮することは非常に重要です。参加者が自由に参加でき、調査結果が個別に特定されることがないようにする必要があります。

匿名性の確保: 参加者が匿名で回答できるようにし、個人が特定されないよう配慮します。
結果の公開方法: 収集したデータをどのように使用し、結果をどのように発表するのかを事前に伝えることが望ましいです。
3. 調査内容と設問の適切さ
Googleフォームで収集するデータの内容や設問が卒論のテーマに沿ったものであるか、適切であるかを確認しましょう。

質問の質: 質問が明確で、回答者が混乱しないようにします。質問文は簡潔で、理解しやすい言葉を使うことが大切です。
選択肢の設定: 質問に選択肢がある場合、その選択肢が包括的で、回答者が正確に自分の意見を表現できるように工夫します。
4. データの整理と分析
Googleフォームを利用すると、回答データはGoogleスプレッドシートに自動的に整理されるため、収集したデータを整理・分析しやすくなります。しかし、大量のデータを分析する場合、適切な統計手法を使用しなければなりません。

分析方法の選定: 単純な集計やクロス集計、さらに多変量解析など、目的に合った分析方法を選択します。
データの精査: 収集したデータに誤りがないか、ダブりがないかをしっかり確認し、精度の高いデータにすることが大切です。
5. 信頼性と正確性
Googleフォームは便利ですが、データの信頼性や正確性が確保されるかどうかも大事です。場合によっては、参加者がフォームを複数回送信したり、無作為に答えることもあるので、そのようなデータを排除する仕組みを作りましょう。

IPアドレスの制限(フォームの設定で制限可能): 1人が何度もフォームを送信しないようにする。
質問の工夫: 質問に矛盾を含まないように設計し、信頼性を高めます。
6. 大学の規定や指導教員との確認
Googleフォームを利用する前に、大学や指導教員の規定を確認することも大切です。特に、データ収集方法に関して大学でのガイドラインがある場合、それに従う必要があります。

倫理審査の確認: 特に人を対象にした調査の場合、大学の倫理審査が必要なこともあるので、その手続きを踏んでおくことが重要です。
まとめると、卒論でGoogleフォームを使ってデータを収集することは有効ですが、プライバシーや倫理、正確なデータ収集のための配慮が必要です。また、大学や指導教員の確認を事前に行い、ルールに従って適切に利用することが求められます。